それは、太陽と、銀河と、凧の音楽。ワールドスタンダードが辿り着いた国境の南。静かな光のエキゾティズム。
【セルジオ・サントスの曲をやっていたり、全編をポル語などの外国語歌詞やスキャットで収録するなど(日本語詩の雪の降る街を、がありますが)語感的にも、またもちろん透明感のある音使いも勿論、私のところで扱っているアルバムたちとの共通項を多く感じました。車で出掛けた時にじっくり聴いたのですが郊外の風景とマッチしていました。】 ー 大洋レコード伊藤亮介
鈴木惣一郎 g,per / 安宅浩司 banjo,steel g, b / 伊賀航 b,cello / 藤原マヒト acc, synth / 武嶋聡 cl,flute,sax / 田中祐司 vib,p,ep / 神田智子 vo,ピアニカ / 中島久美 viola,vln / 信太美奈 cho / レイチェル・ダッド cho / ヴィグ・スミス kora, cho
丁寧に作り込まれた完璧な音世界。おすすめです。
【迷宮にざわめく雑多な音の中から鈴木惣一朗が見つけた『シレンシオ』の道は、 後から来る人への貴重なガイドとなるだろう】 ー 細野晴臣
細野晴臣氏のプライヴェート・レーベル「デイジーワールド・ディスク」からリリースした最後のアルバムとなった2010年作、通算9枚目のアルバム『シレンシオ』。発売当時、細野晴臣氏が上記コメントを寄せて絶賛した静かなる傑作が、多くのリクエストに応えてアナログ・レコードとして再発されます。
作品の根幹となるのはカルロス・アギーレやルス・デ・アグアなどアルゼンチン音楽へのオマージュ。アルゼンチンからブラジル〜ミナス、そしてポルトガル〜カポ・ヴェルデを経由したさまざまな国の音楽を吸収し、2年以上の制作期間をかけ、ワールドスタンダードにしか創り得ない音世界を描き出した本作。アナログ・レコードならではの音で、今改めて聴いてほしい「静かな光のエキゾティシズム」の音楽がここに。
初レコード化にあたりオリジナル・マスターから改めてリマスタリング。柔らかな音色と奥行きのある音像は、静けさの向こうにある情感を豊かに伝えてくれます。さらに、鈴木自身が寄せた2023年版ライナーノーツは『シレンシオ』のアナザー・ストーリー的な内容。激しく移り変わるシーンで、多くの人に変わらず愛聴され続けるこのアルバムの現在地を示します。 (メーカー資料より)