サンバ・ジャズのレジェンド-ジンボ・トリオ創立者アミルトン・ゴドイの80歳記念盤CD
1964年の結成から、ボサ・ノヴァのムーヴメント勃興、そしてジャズ・サンバ・グループの先駆けとして名声を残すジンボ・トリオの創立者、ピアノ奏者アミルトン・ゴドイ。2021年に発表された自身の80歳を記念したアルバムでも、近年のレア・フレイリとのコラボレーションで見られるような、鮮やかな色彩のプレイが繰り広げられています。ジンボ・トリオの時代から自身のキャリアに深く影響を与えた印象的な楽曲を慎重に9つ選出。アミルトン・ゴドイ(p)、シヂエル・ヴィエイラ(b/ DDG4)、エドゥ・ヒベイロ(drs/ トリオ・コヘンチ、ヴェント・エン・マデイラ)というサンパウロのシーンでも屈指の演奏者とのトリオを基盤に、楽曲によってガブリエル・グロッシ(harmonica)、息子のチコ・ヂ・ゴドイ(sax) が参加してリードを担うという構成。かつて「アミルトン、あなたのトリオで"Pontero 49"を演奏してくれませんか?」と作曲者M.カマルゴ・グルニエリから依頼されたというm-8、A.C.ジョビンに「あなたは"Bebel"を録音する必要がある」といわれたm-7、舞台を共にしたエリゼッチ・カルドーゾに捧げたm-5"Canção de Amor"、様々な国々のオーケストラと共演した"Rhapsody in Blue"(G.ガーシュイン)のソロ・ピアノ・ヴァージョンや、ラヴェルの"Pavane Pour Une Infante Defunte"まで、ブラジル音楽〜ジャズ〜クラシックのアミルトンにとって大切なレパートリーを、サンパウロのスタイルらしく洗練されたアレンジで見事に仕上げた作品です。
1.Frevo Rasgado(Gilberto Gil - Leonardo Ferreira)
2.Rio Vermelho (Danilo Caymmi, Milton Nascimento, Ronaldo Bastos)
3.Scheherazade (Nikolai Rimsky - Korsakov)
4.Pavane Pour Une Infante Defunte (Maurice Ravel)
5.Canção de Amor (Dorival Silva, Elano Viana de Oliveira Paula)
6.Passarim (Antonio Carlos Jobim)
7.Bebel (Antonio Carlos Jobim)
8.Ponteio 49 (M.Camargo Guarnieri)
9.Rhapsody in Blue (George Gershwin)