メンドーサの女性S.S.W.アナリア・ガルチェッティによるハンドメイド・タッチなCD製品が入荷。e.ギターのクランチな音色も相俟ってA.O.R.の風情を醸し出す、メロウでフェミニンな川沿い音楽となっています。(2016年発表 3rdアルバム)
1964年生まれ、アルゼンチン・メンドーサを拠点とするシンガー・ソングライター、アナリア・ガルチェッティは合唱指揮で中学校の教職に教職に就いていた事もあるほか、姉妹でのヴォーカル・トリオやヴォーカル・デュオ - アグアクララとして活動してた経歴を持ちます。この「Lunica」でのシルビナ・ロペス・ピナによるジャケット描画でも分かる通り、絵画をイメージした楽曲を制作したり、画家がアナリアの楽曲へオマージュを贈った作品を発表したりと、異なるカテゴリーのアーティストと積極的にコラボレイトしてきました。中でも、2013年から続いている女性への性加害や性差別に声を挙げるプロジェクト、ムヘール・トロバへの参加や、ユパンキの歌曲にポルトガル語歌詞を付けたことで知られるデルシオ・マルケスのトリビュート・アルバム「Dandô 5años」(ブラジルでリリース)への参加、ミナス・ジェライスへのツアーなどはキャリアの中で際立っています。本作はムヘール・トロバのコンセプトにも通じる、女性に生きる力をというフェミニンな発想のもと制作。m-7"La ronda del té"で歌われる「祖母と母、私の手があなたを癒す準備をする/乾燥した緑の葉、ノコギリの花、ずっと昔、希望の匂い」のように詩情たっぷりに、女性の感性で視る日常の美しい風景や愛情を唄いあげていきます。コプラ、ガト、トナーダとフォルクローレのリズム様式を基に、キケ・オーエシュ(arr. drs)らグルーポによるe.ギターを交えたアレンジが、A.O.R.のテイストを感じさせる洗練の川沿い音楽としています。
*こちらは今回入荷したスペシャル・エディションの説明をアナリア本人がしているショート・ムービーです。