ラ・プラタ(アルゼンチン)の卓越したギター・スキルとシルキーな唄声の持ち主、ティンチョ・アコスタの新作!チェロやアコーディオンにビリンバウにゲストvo、川沿い音楽のエッセンスを散りばめた現代的なアコースティック・アンサンブルで流暢に描く叙情風景。
TINCHO ACOSTA / SILENCIO (2020/8/28発売)
ティンチョ・アコスタ - シレンシオ
Wポケット紙ジャケット仕様/プレスCD/日本語歌詞対訳付/2020.8.28発売予定
'80年サン・カルロス・デ・バリローチェ出身。アカ・セカ・トリオ、トリオ・ファミリア、ビーチョフェオ・トリオ、ルスベール、アイ・フアニータ... 国立ラ・プラタ大学音楽学部の出身者を中心に、水の匂いのするコンテンポラリー・フォルクローレ、川沿い音楽の一大産地となったラ・プラタ市に居住し、2014年に制作したファースト・アルバムでデビュー。声と7弦ギターのコンビネーションで活況を呈すシーンのなかひときわの輝きを放ち、人気の映像配信プロジェクト、Sofar Latin Americaにも登場。本作にも参加するロドリゴ・カラソや2月に来日したクリバスのフェデリコ・アギーレ(acc,vo)をはじめ、ルーカス・エレディアにクララ・プレスタ&フェデ・セイマンディ、マルティン・スエー(bdn)、フランソワ・ムレカらとステージをシェア。2015年には自らのギター奏法のヴァリエイションのひとつ、ショーロの本場でもあるブラジルへもツアーを敢行、サンパウロのジャズ・ベーなどにも出演しています。声と7弦ギターの表現にこだわった前作から5年の沈黙のあと、満を持してサブスクリプションにて発表された本作「シレンシオ」は一転、ロドリゴ・カラソと共作・共演した冒頭の"Para Brisa"(そよ風へ)からして、耳を澄ますとコーラスやカホン、ビリンバウなどの打楽器に、コントラバスやチェロにアコーディオンと多くのアンサンブルが施されていることに気付きます。続く"Amanece"(夜明け)は前作のコンセプトを引き継いだショーロ調の7弦ギターによるパッセージに導かれた清々しい佳曲、そしてエピローグにフォルクロリックな笛をフィーチャーしたメランコリーな"Manuel"、こちらも巡るめく動くギターのフレーズがテーマを体現する"Espiral"(スパイラル)、そしてラ・プラタのフォーキーな女性S.S.W.カルメン・サンチェス・ビアモンテとのデュエットをフィーチャーした"Suena"(鳴り響く)、木になる実を揺らす颯爽とした風のように吹き抜ける"Uvas"(葡萄)にはチェロとマリアノ・カンテーロ(アカ・セカ・トリオ)のドラムスをフィーチャー、優しさに満ちたことばがアルペジオに寄り添う"Lloro"(泣く)、フェデリコ・アギーレの深遠なアコーディオンの音色をフィーチャーし、繊細に織り成すアンサンブルと共に人間の内面を見つめた"Silencio"(静寂)まで、キオスコ・エストゥディオにて2017年1月~2020年1月、少しずつ少しずつ論理的に積み重ねられた珠玉の楽曲たちが並びます。
1 PARA BRISA(そよ風へ)
2 AMANECE(夜明け)
3 MANUEL(マヌエル)
4 ESPIRAL(スパイラル)
5 SUENA(鳴り響く)
6 UVAS(葡萄)
7 LLORO(泣く)
8 SILENCIO (静寂)
レコーディング参加メンバー:Mariano Cantero (batería), Rodrigo Carazo (voz), Ramiro Gonzalo (berimbaus), Sebastian Dileva (bajo eléctrico), Federico Aguirre (acordeón y voz), Martin Krenz (cello), Robreto Garcilazo (guitarra eléctrica), Leonardo Flores (percusión), Lautaro Beluca (contrabajo), Marina Arreseygor (cello), Claudio Chehebar (quenas y quenacho), Juan Pablo Castrillo (percusión), Carmen Sánchez Viamonte (voz).
Tincho Acosta (guitarra acústica, eléctrica y clásica; voz y composición en todas las canciones).
Grabado y mezclado por Roberto Garcilazo en Kiosco Estudio Multimedia entre enero de 2017y enero de 2020
Masterizado por Fernando Taberna en Mixo Estudio en enero 2020