2023/8/17 在庫数枚見つかりました。
ブラジルの 弾むリズムで躍動するソロ・ピアノ
カンピーナス州立大学で学び、ミナスのオウロ・プレットで行わるMIMOやサンパウロのタツイーで行わるフェスティヴァル・ブラジル・インストゥルメンタル、パラグアイのCCPAジャズ・フェス、キューバでは第25回国際ジャズ・フェスティヴァル、アルゼンチンではフェスティヴァル・ピアノ・ピアノ、など国内外のフェスティヴァルに参加、サイドマンとしてもアリズマール・ド・エスピリト・サントやブルーナ・カランに至るまで、ジャズからMPBと幅広く活躍。2012年に栄誉ある第11回ナボール・ピーリス・ヂ・カマルゴ賞を獲得(本作でもナボール楽曲m-5 を取り上げています)、公にその実力を認められた存在となります。サンパウロ州の助成を受けて制作された初となるCDアルバムの本作では、ソロ・ピアノでブラジルの多様なリズムを表現することに努め、ヴィヴィッドなピアノ・プレイが至るところに散りばめられています。同業で推薦文を寄せているパウロ・ブラガも言及する通り、北東部のダンス・リズムであるフレーヴォをピアノの音色や運指による洗練を損なうことなく見事に昇華させたm-6"duda no frevo" をはじめ、その名もリズムの様式である"toada"とされたm-7、エルメートの彼方此方に跳び回る超絶戦慄を事もなげに弾きこなすm-10"viva o rio de janeiro"、エドゥ・ロボのm-2"danca do corrupido"やハダメス・ニャタリm-3"zanzando em copacabana"、エルネスト・ナザレー"odeon"の鮮烈な解釈・カヴァーと、ピアノがまさに打鍵楽器であるということを思い起こさせてくれる6つの自作曲での情熱を秘めた名演。