カンテ・フラメンコのスキルにアフロ・ポップ、ジャズ、ソウル、ヒップホップの要素を果敢に採り込み、ニュー・アフロ・スパニッシュ・ジェネレーションを提唱する女性シンガー - ブイカ。クオリティの高さに我々を驚愕の境地へと陥れつつも好調セールスを記録した1stに続いて早くも2ndがリリース!!
今回のアルバムは一曲目のタイトル・トラックからより強固になったソウルネスと情熱がジワリと響く。カンテ・フラメンコの節回しがありつつ、ジャズ・バラッドの奥深いアンサンブルとの調和がまるでニーナ・シモン、いや偉大なる女性シンガーのそれとも異種で新しい感覚をもたらす。1stリリースの以前より多数の12"盤などでフィーチャーをされていた希有な声と存在感は、ファッションの甘い罠に陥ることもなく新たなアイデンティティを打ち出してくるのだ。今回はスタジオ/アルバム・タイトル「カーザ・リモン」で知られるマドリッドのコンポーザー - ハビエル・リモンをプロデューサーに起用。かの地ではこのブイカことコンチャ・ブイカを始め、パコ・デ・ルシア、エンリケ、カルリーニョス・ブラウンまでもが文化間交流を行う場所となっていると云う。今回のブイカのアルバムではフラメンコの若き女性カンタオーラでグラミー・ノミテイター - モンセ・コルテスをm-3でフィーチャー。プロジェクト・リモンの面々〜オラシオ・”エル・ネグロ”(ds)、アラン・ペレス(b)、ホセ・レイノーソ(p)、ジェリー・ゴンザレス(tp)、ラモーン・ポリーナ(per, cajon)、ニーニョ・ホセーレ(flamenco g)らが参加。かつてのフラメンコ歌手ペペ・ピントの持ち歌でもある表題曲「ミ・ニーニャ・ローラ」やm-3「テ・カメーロ」、エミリオ・エル・モロで知られるm-2「オホス・ベルデス」などブイカが採り上げることによって再度陽の目を浴びたといっても過言ではないクラシコたちを3曲収録している。偉大なタンゴ作曲家フアン・カルロス・コビアン作のm-6「ノスタルヒアス」なども。ヒターノ・ルンバ/フラメンコ、アフロ・ポップ/ソウル、ジャズ、ヒップホップ...融合された素材は遥か高き輝きを放ち始めた、世界規模のビッグなアルバム全11曲+DVD4曲。(※DVDはPAL方式のため、PAL対応のプレイヤーもしくはPCにてご覧になれます。)
1. Mi nina Lola
2. Ojos Verdes
3. Te Camelo
4. Ay de primavera
5. A mi manera
6. Nostalgias
7. Triunfo
8. Buleria alegre
9. Love
10. Loea
11. Jodida pero contenta
1.Te Camelo
2.Nostalgias
3.Mi Nina Lola
4.Jodida pero contenta