PEDRO MARTINS / RÁDIO MISTERIO (MOCLOUD社国内盤CD)

型番 MOCLD1097
販売価格 2,750円(税込)
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*ポスト・ジャズの行方を左右するギター奏者ペドロ・マルチンスのマルチな才がスパーク。コズミックな浮遊感漂うミナス風味のメロウ・フュージョン・ポップ。


日本製エレキ・ギター、カテゴリー的にはビザール・ギターと呼ばれる60年代テスコ製のギターを駆り出すペドロ・マルティンス。此処で共同プロデュースを手掛けるカート・ローゼンウィンケルの「Caipi」プロジェクトで来日公演も果たし、元・天才ベース少年ピポキーニャとのデュオでも圧巻のブラジル音楽解釈をみせてくれました。エリック・クラプトン、サンダーキャット、J.D.ベックら豪華ゲストを招きつつ、多くの楽器やレトロ・フューチャーな音色の数々を自ら操った"うたもの"ソロ作、2ndが降臨!


 故郷のブラジリアとL.A.を往来、ヴィンテージなビザール・ギターを駆り、ブラジル音楽要素を取り入れたコンテンポラリー・ジャズを展開するペドロ・マルティンス。2作目のソロ名義となる今作では、自作のコンポジションにアナログ・シンセのキッチュな音色をフィーチャー、ひとりで同じラインのヴォーカルを多重録音し、波形の揺れが生み出すコーラス効果を狙ったダブル・トラック・ヴォーカルも、幼少の音楽体験を意識したというアルバム収録曲の瑞々しさや蒼みを帯びた輝きを増長させているように思います。もちろん序章や間奏で聴けるギターのパッセージは、まろみを帯びたペドロのトーンそのもの。ヴィンテージな音色を用いた80's後期〜90's半ばを彷彿とさせるレトロスペクティヴなサウンド、スウィート・メロウなAORタッチの楽曲たちはミナス音楽、街角クラブが持つ煌めきそのもので、ブラジル音楽ファンの心をうつこと必至。


 全編を通じて漂う非日常的な至福感、これは本作がカナダ出身L.A.在住のインディー・ミュージシャン、マック・デマルコのスタジオにて、デマルコの周辺ミュージシャンを交えてレコーディングされているのも一因のひとつかと思われます。デマルコと同じくカナダ出身のマルチ・プレイヤー/S.S.W.、モッキーの作品にも通じる、"コンセプチュアルな脳内世界観の音源化"ということが為された稀有な一枚。ぜひCDとサウンド・システムでご堪能ください。聴くたびに発見のある作品です。











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伊藤亮介



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