「もしこの自演の方でも、ほんの少しでも勇気や楽しい時間をご提供することができたなら、この上ない幸いです。」
ブラジル・アルゼンチンからの輸入盤CD店 - 大洋レコードの店主夫妻による、声とギターとフルートのデュオ・プロジェクトが足跡を再録・新録で綴る。2017.6.24 release
そもそものきっかけは伊藤が中学・大学の同級生たちと組んでいたビーカーズというバンドにメン募をみた志保が応募してきたことでした。2005年より東京・神楽坂でアルゼンチン・ブラジルからの輸入盤セレクトCDショップ /レーベル (有)大洋レコードを運営。雑誌のディスク・レヴューや、他レーベルでリリースされたアルバムのライナーノーツも執筆。不定期ながらラジオの選曲や出演も。その傍ら南米のシンガー・ソングライターたちと直に触れ研磨した表現、親密な雰囲気にこだわった夫婦デュオ”ryosuke itoh e shiho”として自作自演の作品制作、来日アーチスト(トミ・レブレロ、チエー、フロレンシア・ルイス、ジザリー from jazz sweet jazz) の公演制作とその前座、日本の敬愛するミュージシャンたちを招聘してのイベント制作・共演(sakana、popoyans、近田ゆうき、saigenji 、山本のりこ、ヒガシノリュウイチロウ)、 日本語訳のヴァージョン歌詞の書き下ろしなども行ってきました。(2016年には、フェルナンダ・タカイに提供した”Kobune”が、ブラジルの連続ドラマ主題歌に採用。)今となっては珍しい8cmCDRの形態でboøwy 歌曲集や原田知世歌曲集など四作を発表、川沿い音楽やノーヴォス・コンポジトーレスという日々触れる音楽のフィルターを通した新鮮な解釈、そしておうちのなかで娘のコーラスなどを交えたアコースティック宅録の手法 - 空気感を大事にするため、唄とギターは同時に録音。この集大成的作品「Minha Estrada」(TAIYO 0031)ではこれらのep群収録曲から自作曲を再アレンジ、再録したものをも多く収録。ブラジル音楽に傾倒するきっかけとなったボサ・ノヴァ曲の日本語ヴァージョン(“Tarde em Itapoã””Lugar Bonito”)の新録、高校の軽音楽同好会ではじめて歌った思い出の”Dancing in the pleasure land”('86・BOØWY)、ブラジル音楽的なハーモニーを持つことに気づかされた林哲司作”どうしてますか”(’86・原田知世)など他では為し得ないロジカルなレパートリーが全11曲。マスタリング:ambiencephono 大原一記。カバーアート : Lili Itoh。店舗の12周年を記念してアルゼンチンのS.S.W. フリアン・モウリンと大洋レコード伊藤亮介が全国をツアー予定。
Tarde em Itapoã (vinicius de moraes - toquinho) / ファーム / おさるの知恵遊び / Lugar Bonito (caros lyra) / サルビーニャ* / 冬生まれ / Dancing in the pleasure land (kyosuke himuro - tomoyasu hotei) / 黄色い鼻の猫 / どうしてますか (shun taguchi - tetsuji hayashi) / Lily / Kobune (ronaldo boscoli - roberto menescal) *臼井智和(cello) 参加