2021/8/3 再入荷しました。
バス・クラでのショーロ作品で驚かせてくれたセルジオ・アルバッハがプロデュース、クリチーバ在住のアーチストによる"もう一つのサンバ"。モニカ・サウマーゾ、ウヤラ・トヘンチ(ア・バンダ・ボニータ・マイス・シダーヂ)、ハウル・ヂ・ソウザらがゲスト参加。
クリチーバで芸術活動をしながら二人の子供を育てるマルシオ・ジュリアーノは、舞台俳優/監督として演劇の世界でもキャリアを培ってきました。音楽活動の方ではノエル・ホーザやピシンギーニャなど1929年~1945年のサンバ黄金期の歌曲にこだわったレパートリーを積極的に採り上げ、本作2ndアルバムでは、当店でもロングセラーとなった「Clarone no choro」のバス・クラリネット奏者セルジオ・アルバッハがプロデュース。シルキーで繊細さが滲み出た唄声とセルジオ・アルバッハを中心とした木管のぬくもり、ダニエル・ミギリアバッカのバンドリン、ルーカス・メロの7弦g、ルイス・ホリンのパーカッション....と室内楽的なアンサンブルは"もう一つのサンバ"と名乗りをあげるだけの、従来とは一線を画したもの。言わずと知れたサンバ・スタンダード"Eu quero um samba"に始まり、m-2"Boneco/Nega do cabelo"にはセルジオがディレクションを務め、アンドレ・メマーリとの作品も発表しているクリチーバ吹奏楽オーケストラが丸々参加。m-3"Na aldeia"には名手と名高いハウル・ヂ・ソウザ(tb)が参加、ノエル・ホーザ作m-6"Provei"ではモニカ・サウマーゾが歌い、m-7"Com que roupa?"(ノエル・ホーザ)、m-9"O mar"(ドリヴァル・カイミ)など幾つかいにしえの名曲も挟みつつ、オーラスのウヤラ・トヘンチとのデュオm-11"Judiaria"まで新鮮できめ細やかな音作りとやわらかなアンサンブルが堪らない極上の一枚。