「フロアには数少ない恋人達しか居ない時間、魔法の蛇がミロンガの中に入り込んできた。俺は踊る奴等を見ていた。そして新しいタンゴのダンスを実験していた。俺の体は踊り疲れていたが、夜が終わるのを望んではいなかった。このときナルコタンゴは産まれたんだ。」
マッシヴ・アタック辺りを想起させられるトリップ・ホップの深みに、アナログ・シンセのフィルター。そしてアルゼンチン産、ホンモノのタンゴ、ホンモノのミロンガ。他のDJ主導型タンゴものと違うのは、このユニットの謀略者カルロス・リベデンスキー自身がギターをプレイし、バンドネオン奏者やヴァイオリン奏者、フルート奏者と共に、生の感覚も注入しつつ音を作り上げている点。まったりと深みに嵌めるような曲達で始まり、4曲目で四分打ちにブラシのループが聞こえてくるという熱い感情が込み上げてくる。ガルデルとレベラの曲やピアソラの曲をベースにした新たな展開もあり。
1. Vi Luz y Subi
2. Plano Secuencia
3. Orta Luna
4. Un Paso mas Alla
5. Toma y Daca
6. Mi Buenos Aires Queri...
7. Mejor asi
8. La tropilla de la zurda
9. TRANCETANGO
10. Doble o nada
11. Que onda ?
12. Humo

