日常を彩る穏やかな音楽を紹介してくれるディスク・ガイド本『クワイエット・コーナー』の第一弾でも紹介された「Dois por Dois」。英語にすると two by two ということで、ルイス・ミランとモアシール・ツヴァルギが共作したブラジル音楽の粋とでも云うべき優雅な楽曲たちを、ギンガと来日して話題となった木管奏者テコ・カルドーゾとピアノ奏者ミシェル・フレイデンソンの二人が作者の意図を汲み取りながら流麗に演奏するという本プロジェクト。スタジオ盤の発表に合わせてサンパウロで行われたリリース・ショーをMCやモニカ・サウマーゾが寄せた詩の朗読など余すことなく収録。(音楽のみを楽しみたい場合、セットCDをどうぞ)
レア・フレイリに捧げたm-6"Frevo pra Léa"、つい先日デジタル配信にてニュー・アルバムを発表したアンナ・セットン、トッキーニョのツアー・シンガーを務めたのち、BOSSA青山で来日も果たしたこのうら若き女性シンガーをフィーチャーしたm-7"Janeiro de 76"、スタジオ盤「Dois por Dois」には未収録のm-8"E o Palhaço Chorou"、m-9"Entre Nuvens"、m-10"Montparnasse" と唄ものでも、よりいっそう華やいだ空気となります。豪華装丁。