2022/2/26再入荷しました
アンドレ・マルケスがビッグバンド・アレンジしたアルバムで話題となった女性S.S.W.、全編自作自演で挑むジャジーなMPB作。
今年に入ってから新曲のデジタル配信に伴い、ほぼ日本に入ってくることはなかった、2014年作のファースト・アルバム(CD「correnteza de ar」)の再流通が始まった女性S.S.W.マルチナ・マラナ。元々UNICAMP(カンピーナス大学) ~ タトゥイー音楽院と、サンパウロのジャズ・ミュージシャンのエリート養成コースで素養を積んだマルチナですが、ファースト・アルバムはピアノ奏者として著名なアンドレ・マルケスがプロデュース、エルメート・パスコアルと共演経験を持つなど、音と音が一触即発で出会った時の反応、いわゆる即興志向の強いミュージシャンです。ハファエル・マルチーニら新しい世代の楽曲も取り上げたファーストから、この2019年制作のセカンドでは、自作曲のみのラインナップに進化。ピアノや管が多くを占めた前作とは打って変わって、本作の歌伴の重要な位置はホロウ・ボディのジャズ・ギターが担っています。マルチナ本人の爪弾く生ギターに、ジェントルでまろやかなオブリガートをつけるのは、ガル・コスタやホーザ・パッソス、ラテン・グラミーに輝いたイリアーヌ・イリアスら錚々たる音楽家のサイドマンを務めてきたマルクス・テイシェイラ(eg)。このマルクスを筆頭に、フェリーピ・シルヴェイラ(key)、パウロ・パウレッリ(b/トリオ・コヘンチ)、セルソ・ヂ・アルメイダ(drs)とのクアルテート・BRSが全面的にサウンドを担い、m-4"Eu toco mal"にはダニエル・ダルカンタラ(flugelhorn)、m-9"Filó"には曲名のモチーフとなっているフィロー・マシャード(vo,g)がゲスト参加。