川沿いのハーモニーやコンテンポラリーなフォルクローレを用いて、 ファンタジックな風景を描き出すことに成功したブエノス・アイレスのシンガー・ソングライター、フリアン・ モウリン。ブラジルは ミナス・ジェライスへのツアーや、昨今アコースティックなチェンバー・ポップで話題のルイザ・ブリーナとの共演などを経て、2017年6月には日本初上陸。美術作家でもある奥さんソフィア・ウルティと共に、愛娘イルペーをはじめとするすべてのキッズ(3年前に公的なプロジェクトで小学校を音楽ワークショップで巡るツアーを敢行)に捧げる子供向け音楽の作品を完成させました。つま弾くギターと男女のハーモニーが風に優しくゆだねる小曲から、アルバム・タイトルにあるように、カリンバ(親指ピアノ)を弾く涼しげな音色、擬音混じりの言葉遊び、ソフィアがリードvoをとるチャマメの”El Rio y La Flor”や、インディペンデント音楽の賞を受賞しているアインダ・デュオが客演した”Turutupé”など、短いながらアルゼンチンらしいオーガニックなエッセンスが詰まった作品となっています。正規国内盤となるこちらでは、フリアン・モウリンの初来日を記念して、傑作「Mate de metal」から”De paja y madera” と”Abundancia”の二曲を弾き語りのソロ・セット・ヴァージョンに編曲して録りおろし収録。
正規国内盤CDデジパック/歌詞対訳:鈴木多依子
Turutupé (fest. Ainda Dúo) / El Río y La Flor / Vals del Pájaro Guardián /Doña Cacona / El Río y La Flor (versión Kalimba) / Canción para Dormirla /Pipoca <bonus tracks> Abundancia / De Paja y Madera 全9曲
アルバム収録曲とは異なりますが、一曲にゲスト参加しているアインダ・デュオとフリアン・モウリンの共演映像を。後日音源から試聴ファイルをアップします。