2024/9/21 再入荷しました。誠に勝手ながら仕入れコスト増加のため、価格改定しました。
良質なルーツ系ブラジル音楽を今に継ぐアナ・パウラ・ダ・シウヴァ
アナ・パウラ自身の唄・ギターとピアノ+ドラムスのアンサンブルで新境地を切り拓いた新作。ノーヴォス・コンポジトーレス周辺のファンにもオススメです。
出身地であるサンタ・カタリーナ州から賞を授与されたこともある実力。華やいだ唄声とアコースティック楽器のハーモニーでルーツ・サンバのスタイルによるコンポジションを現代的に昇華させてみせる女性シンガー・ソングライター、アナ・パウラ・ダ・シウヴァ。特に昨年より輸入が可能になったアレグリ・コヘーアとの
ウィーン録音デュオ作の出来栄えには目を見張るものがありましたが、ここに来てキャリア20周年を記念するアルバムを発表することになりました。クラウヂオ・ジョルジ(g)やマウロ・ヂニス(cavaquinho)らが参加した小編成サンバの「
Pe de Crioula」のスタイルでくるのか、それともアレグリ・コヘーアとのデュオで製作した「
Por causa do samba」のように歌とギターのみのボサ・ノヴァ・タッチとなるのか、私としても興味津々でしたが、EPK(エレクトリック・プレス・キット)のYoutube映像を観ると、アナ・パウラ自身の唄とギターに、ダヴィ・サルトリのピアノ、ウィリアン・ゴイのドラム・キットというジャズ・サンバ的なコンボ・トリオで、曲によってはギターと打楽器のみ、ピアノと打楽器のみを背景にした楽曲もあり、研ぎ澄まされた音数の少なさ、一発録りの手法も含めてコンテンポラリー・ジャズを意識したような作りとなっています。多くの自作曲に
エクスペリ・サンバ勢キコ・ヂヌッチの楽曲、民間伝承のトラッドなどを含む14曲入り、特製加工紙を用いたスペシャル・エディション仕様とのこと。