フォルクローレ界の歴史に燦然と輝く名ハーモニカ奏者、そしてコンポーザー - ウーゴ・ディアス。実娘マビ・ディアスが叔父のパーカッション奏者 - ドミンゴ・クーラと手を組んで父へのオマージュ作品を発表!
'85年に25万枚を売り上げたビウダ・エ・イハス・デ・ロキ・エンロール、チャーリー・ガルシアやアンドレス・カラマロ、ソーダ・ステレオなど多くのアルゼンチン・ロック・レジェンドに関わって来たマビ・ディアス。マドリッドに移り住んだりしながら、偉大な父親から受け継いだ才能を、父とは別なフィールドで育んできた彼女。前作はジャズ・ヴォーカルのアルバムを出したりしていたようです。04年にウーゴ・ディアスの伝記映画を撮っている事を聴かされたマビは映画の中でインタヴューに答えると共に、父と一緒に演奏していた仲間たちと一同に会すこととなりました。幼少期に自然と吸収しながらも人前で唄った事のなかった父のレパートリー。これを家族全員 - 母のビクトリア・ディアス、叔父のドミンゴ・クーラ、そして父のウーゴ・ディアスに捧げたのがこの作品です。父親とプレイしていたケロ・パラシオス(g, charango)、モノ・ペレイラ(g)、ドミンゴ・クーラ(per)、エドゥアルド・スピナッシ(p)、そしてハーモニカ奏者のルイス・サルトとアントニオ・セラーノ。ゲストとして参加しているフォルクローレ界の大御所たち - マルセラ・モレロ、アンヘラ・イレネ、ビティージョ・アバロス、サンバ・キピルドル、クラウヂオ・レッダ らと共に演奏出来る喜びを噛み締めながら、父ウーゴとアリエル・ペトロッセリの書いたサンバ・デル・アンヘルなど郷愁感溢るる曲を収録しています。チャカレーラ、バイレシート、グアラニア、クエカ、彼女の故郷に暮らすアルゼンチン人、老若男女問わず皆の身体に流れるダンス音楽やバラッドを最上級の敬意と多くのキャリアを経て磨きあげたヴォーカルで”自分の表現”として謳い綴っています。