Mukele / Ubuntu

型番 FF029
販売価格 2,409円(税込)
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アフロ・ラティーノ・アメリカーナのリズムにアーバン・ソウル/ファンキ。モダン・ジャズの素養を持ちあわせた音構成にアフロ・ブラジルのレジェンドまでをも纏ったニューエイジ・フォルクロリコなバンドがブエノス・アイレスから登場!

BsAs生まれのギタリスト - ムケレを中心としたプロジェクトの新盤。モダン・ジャズで用いるようなスケール、音色の感覚や、エクスペリメンタルにエッヂの立った音を好みながらも、アフロ・ラティーノ・アメリカーナの伝統リズムを積極的に採り込んで造り上げられた新しいアイデンティティを持つ音。日系人のDJによるスクラッチやアフロ伝統リズムが濃く残る隣国ウルグアイのカンドンベを叩きだすパーカッションとシンプルでクールネス冴え渡るドラムス、女性Vo.のガビー・デ・ロレンソが入る曲ではまるでN.Y.産のR&Bかと見紛うようなハイ・フィディリティ感を演出する。この盤のレコーディングに際して、ブラジルはリオ・デ・ジャネイロに6ヶ月滞在したというムケレはバイーア州に伝わる宗教儀礼カンドンブレに登場する様々な神を曲中に登場させたり(m-2)、ソウル・ファンクな英語詩曲では未だ混乱する政局時勢への思いを織り込んだり(m-4)、様々な要素を自分の内部に採り込んでいるものの、気の知れたメンバー間で意志の疎通が明確に成されたようで、洗練されたムードが全編を通して行き渡る。ムケレの目指した先はペルーの黒人人権運動の詩人/歌手として知られるニコメデス・サンタクルースの言葉を借りて”インドブランキネグロ=先住民黒人文化の心を持った白人”として聴衆に明示しているが、先住民迫害という悲しい歴史を持つアルゼンチンの内部、しかも若いアーチストの間で自ら周辺のルーツを見直そうという動きが益々盛んになっている点にも注目したい。ペドロ・アスナール、リト・エプメールと注目されるギター奏者を輩出するアルゼンチンですので、特にAOR / ソウル・リスナーやジャズ・フュージョン・リスナーにも耳を傾けていただきたい逸品。 *【JAZZ LIFE】誌2月号レヴュー掲載タイトル

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伊藤亮介



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