2009年7月25日発売
大洋レコード国内盤第10弾
beakers folklorico japon / bossa japa nova
- Ryosuke Itoh faz musica em boa companhia
「ボサ·ジャパ·ノヴァ」を標榜するバンド、beakers folklorico japon。神楽坂のセレクトCD店「大洋レコード」を主宰しイベントやCDの販売を通じて新たなルーツ·ポップ·カルチャーを提唱する伊藤亮介が時間を掛けて書き貯めた珠玉の曲群と目から鱗の着眼点を持ったカヴァー曲。フルート、アコーディオン、ギター、ウッドベース、ドラムと生楽器主体の柔らかなアンサンブル。ここには昭和の時代から脈々と続くニホンゴ歌唱の唄の系譜とボサ·ノヴァやサンバ、フォックストロットにミュゼット...異国のルーツ·リズムが融合した新しくて華やかなルーツ·ポップの世界があります。
伊藤亮介(vo, g) 、伊藤志保(flute, vo) の夫婦デュオに、ファンタジックなアコーディオン·プレイと華やかな印象を与えるアレンジメントで東京のルーツ·フォーク、シャンソン·シーンをも賑わせてきた飛魚(acc, / 花緑青 ex:スカーフ·カー、カゲル )、トモフスキーをはじめとするシンガー·ソングライターやギター·ポップにアイリッシュ·ルーツまで数々のサポート·ワークで活躍するベーシストの三重野てつろう (b, contrabass / otogram, tuktuk skip)、ポスト·ロック - エクスペリメンタル·シーンで勝井裕二·大友良英·山本精一との共演を果たしたドラム奏者の軽部佳秀 a.k.a. KLB (drums, / newage septembers, gasbag, サンガツ)という三人のミュージシャンが友情、音楽への愛をもとに全面的に参加。またボーナス·トラック的位置づけの一曲へはブラジル·サンパウロのTp4 が参加、プロデュース。
08年4月にはアルゼンチン·エクスペリメンタルの女性S.S.W. - フローレンシア·ルイスの来日ツアーでバック·ミュージシャンを務めた。( 伊藤亮介g, cho /三重野てつろうb / 軽部佳秀drs. )
カヴァー曲:
4. キサス、キサス
日本にラテン歌謡を広めた先駆者 - ザ·ピーナッツ '59年の1st 10"アルバムに収録(このアルバムには英語圏のカヴァーが一切ない、という今考えても革新性を持ったレパートリー)、キューバのオズバルド·ファレス作「キサス·キサス·キサス」を当時のキング·レコードのディレクター- 音羽たかしによって日本語訳された歌詞。途中からアップテンポとなるアレンジは評判が高い。
5。こんな私じゃなかったに
実際に神楽坂の芸者さんだった神楽坂はんこに、お座敷へと通い詰めていた作詞家の西条八十(新宿区改代町在住)が歌手になるよう薦め、古賀政男とのタッグで曲を書き下ろしたのが、この「こんな私じゃなかったに」と「ゲイシャワルツ」。デビューは昭和27年('52年)でその後幾度かジャケットを変えリイシュー。大洋レコードの在る神楽坂で生まれたご当地の音頭をカヴァー。
コラボレイション:
11.リリィ
beakers が渋谷系の音楽をプレイしていた時代、’99年。当時のベーシスト山田恵子 - 伊藤によって書かれた歌を、娘の誕生を記念してリヴァイヴァル。'08年に来日公演、本年に3rd アルバムをリリースするサンパウロのストレンジでキッチュなカヴァー·ポップ·バンド - Tp4 の鍵盤奏者 ドゥドゥ·ツダによるエレクトロ·ポップ/NW - ポスト·パンクのアレンジ、プロデュースで強者揃いのTp4 メンバー全員が参加してくれました。サンパウロでトラックを録音、ヴォーカルとミキシング(LD&K 青野晋也)を東京で行った国際的なコラボレイション。
1.ロスト・ジェネレーション
2.春の2ビート
3.サルビーニャ
4.キサス・キサス・キサス
5.こんな私じゃなかったに(live)
6.1DK
7.ファーム
8.うみねこ
9.クリーニング
10.旅芸人マギー
11.リリィ