これほどまでに密度の濃い唄の世界を繰り広げるフランスの自作自演女性シンガーは希有。前作1stアルバムの成功を経て、より自由度を増したエミリー・ロワゾーの2nd アルバム。
"sister" (U.K.version) など英語詩の未発表ボーナス・トラックを7曲追加したニュー・エディションが入荷。値下げをしました。
フランス人と英国人の両親のもと'75年生まれのエミリー・ロワゾー。だからというべきか、仏語・英語と両方のヴァージョンでシングルがリリースされた" Sister " に代表されるのどかで牧歌的なフレンチ・カントリー・タッチの音風景。そしてそこから”野性味のあるアルバム”と紹介されるほど余りに自由な作風は深みをいよいよ増して行くのです。生楽器主体のルーツ・フォークから、フィールド・レコーディングされた木々のざわめきと笛に打楽器、ピアノの神秘的で荘厳な響きに導かれるようなおとぎ話のような世界観、そしてアフロ・ビートにロマの祝宴....オールド・タイムなアコースティック音楽を今に蘇らせるモリアーティー、コメディ・タッチのフォーク・デュオ - ダヴィッド-イヴァル・エルマン・デューヌ、フレンチ・ポップの貴公子トマ・フェルセン、レユニオン出身でアフロ伝統マロヤのシンガー- ダニエル・ワロ、いまの一線を共に歩むオリヴィア・ルイーズにジャンヌ・シェラール... これら多彩な共演ゲストを招き、ピアノに加え全曲でソングライターとしての働きを担うエミリー・ロワゾー本人、そしてチェリスト- オリヴィエ・コウンドゥーノにドラムス/パーカッションのシリル・アヴェークで造り上げられた濃密でフランス人ならではの自然観に根ざした傑作。