結成12年を迎えるアルゼンチンのパーカッション学校(アソシエーション、ブラジルで云うならエスコーラ・ヂ・サンバのアルゼンチン版)、打楽器隊+ポリフォニー・コーラスの大集団 - ラ・チリンガが4枚目となるアルバムをリリース。前作は木箱にCDを入れる(税関でよく停まりました...)など凝った作りのパッケージとなる同集団のCDですが、本作は南米大陸に見えて実はアフリカ大陸。南米音楽の多様なリズムがアフリカ発祥のものであるということを表しています。収録された曲もウルグアイはルーベン・ラダのカルナバル・リズムに始まり、ウルグアイ・アルゼンチン両国に存在するカンドンベ、アフロ・ペルアーナ音楽(ペルー)の巨匠/歌手/カホン奏者-アベラルド・バスケス曲、マルチーニョ・ダ・ヴィラ作の”アクアレラ・ブラジレーラ”などブラジルのサンバ・クラシックからバイーアのサンバ・ヘギにシャンゴ、それらのルーツとなったアフリカ・ナイジェリアはヨルバ族のトラッド、コロンピアで民衆に愛されるダンス・トラッド曲”トレス・ゴルペス”、キューバのポピュラー曲”マクタ”など興味深い16曲が、さまざまな打楽器が入り混じっての大バトゥーキ大会に男女、子供まで入っての唄とコーラス!もの凄い迫力です。アフリカ大陸にルーツを持ったラテン・アメリカ圏のパーカッション・グルーヴ、魅力の全てが満載された1枚!打楽器好きな皆さんも是非ご一緒に!