モロ・ノ・ブラジルでも話題となったブラジル北東部音楽の革命児シルヴェリオ・ペソアの初DVD、07年5月初頭の来日と時を同じくして日本初入荷!「頭脳はエレトリカ、魂はアクースチコ」と名付けられた最新スタジオ盤を提げてツアーを再開した2005年11月にオペラ・ハウスの格調誉れ高き劇場 - テアトロ・ヂ・サンタ・イザベル(レシーフェ)で行なわれたライヴを収録。ザブンバ等のパーカッションにドラムス、ベース、アコーディオン、カヴァキーニョに10弦ギターという伝統とダイナミズムが交差する編成は今回の来日で予測されるもの。レニーニのモダンで実験的な音楽探求や、シコ・サイエンス、ムンド・リヴリS/Aらが築いたマンギ・ビートの礎、これらの跡を継いでカスカブーリョというバンドで活動しソロで活躍、ペルナンブーコ産音楽のシーンに身を置きフォホー…フレーヴォ、バイーァオン、ショッチ、ココー、シランダといった北東部伝統のダンス・リズムにダブやパンク、エレクトロニクスを融合してヨーロッパのルーツ・バンド達とも交流、「パンキ・フレーヴォ」を提唱した男のパフォーマンス。現代のサイバー社会と忘れてはならない伝統の誇りを見事に融合した楽曲を打ち出したショーに、レシーフェの街角風景などがクロスオーヴァーしてゆく映像エディットは我々を惹き付けてやまない。
Silverio Pessoa / Cabeca Eletrica, Coracao Acustico(ブラジル盤)
Silverio Pessoa / Batida Urbanas,Projeto Microbio do Frevo