2020/6/1再入荷しました。
ナー・オゼッチとのパッソ・トルト作品、大ベテラン女性サンビスタ - エルザ・ソアレスの新作、そして自身の「Barulho Feio」CDに続いてLPの制作、そして文化機関 SESCからのリリースとレコ発ライヴが3月に決まっている自身のアイドル、サンビスタ - ネルソン・カヴァキーニョ歌曲集と多忙を極めてきたサンパウロのS.S.W. ホムロ・フローエスのキャリア。マリアナ・アイダール、ニナ・ベッケル、ナタリア・マトス、ジュサーラ・マルサルにエルザ・ソアレス、楽曲を提供してきた数多のアーチストたち各々の表現のフィードバックを受け取りながら、2015年9月、唄とギターのみで自身の楽曲をセルフ・カヴァーしたという作品になります。
哀しみや厭世観を感じさせつつも愛おしいものを慈しむようなソフト・バリトンの歌声は、未来的なコンポーズと相まって一縷の希望を抱かせてくれます。「ギターに関してはジルベルト・ジルやジョアン・ジルベルト、ジャヴァンやジョアン・ボスコ、これらの人たちのように特筆すべきものは持っていないんだ。」と語るホムロですが、マリアナ・アイダールが取り上げたm-3"Nada disso e pra voce"、パラーの新人女性シンガー - ナタリア・マトスに提供したm-5"Um amor de morrer" やベテラン・サンバ・シンガー -エルザ・ソアレスの最新作に収録されたm-9"Mulher do fim do mundo" の性急且つビートニックなバチーダや、冒頭m-1"Porto" やニナ・ベッケルの「Azul」に提供されたm-2"Flor vermelha"で見られるような唄の譜割と絶妙にリンクしながらラフに爪弾かれるアルペジオ、これらは唄う人特有の揺らぎを見せながらダンサブルに、または胸に沁み入るような親密さで響きます。
Porto - Romulo Fróes from Aline Belfort on Vimeo.