Florencia Bernales & Henry Burnett / Interior

型番 INTERIOR
販売価格 2,409円(税込)
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アルゼンチンの女性シンガーとブラジルのギタリストに詩人の共作。フォルクローレを唄い込んだ女性歌手のメランコリーと、ボサ・ノヴァを代表とする軽妙洒脱なリズムが旨く作用し合った素晴らしきアクースティコ・アルバム !
ナチュラルで安息の休日を送るには最適の瑞々しく爽やかな木目の室内楽(Interior)。

ブラジルはベレン出身のギタリスト/シンガー - ヘンリー・バーネット。まるで英国人のような名前を持つこの自然派プレイヤーはまるで風景に溶け込むように、歩みを進める際のようなリズムで、たおやかなナイロン弦の音色を響かせています。ボサ・ノヴァのバチーダで、アルペジオで。時には慈しむような唄声で(m-5、慰め)。そしてブラジルの言語ポルトガル語を主とした歌詞はエヂソン・コエーリョによるもの。一方、ほぼ全編を通し柔らかく落ち着いたムードで瑞々しい唄声を聴かせるシンガーのフロレンシア・ベルナレスはアルゼンチン/ブエノス・アイレス生まれでロンドンやベルリンで生活していたこともある才女。キケ・シネシらと共演の経験もある上、自身でルータ9というラテン・アメリカ・ルーツ音楽のプロジェクトも発動させています。本作でも数曲でパーカッションを重ね録り。最近ではブラジル北東部音楽の女性歌手、アレッサンドロ・レアオとの交流もあるそうです。
ナイロン・ギターの爪弾く軽やかな音色とリズムは曲毎に姿を変え、バンドネオンのロング・トーンを携えてリオプラテンセス(ラプラタ川流域音楽)の澄んだ水彩画を描いたかと思えば(m-1, 内側)、単一のベース音と跳ねるような和音が一つのギターで爪弾かれるボサ・ノヴァの曲(m-2、北東部)、バイーアォンのシンコペイトするリズムで心地よい広がりを魅せる曲(m-6、サン・ジョアンの夜)、サンバ/ボサ・ノヴァの伝統に則ってサウダーヂを感じさせる曲(m-7、カーニヴァルの前に)、アルゼンチンのフォルクロリックなルーツ・リズムを採りいれたもの...緩やかに伸びやかなカンドンベ調の曲(m-12、謎)、カルナヴァリートをベースに2人でデュオを繰り広げる(m-13 侮辱)とこれらの全てがエヂソン・コエーリョ=ヘンリー・バーネット=フロレンシア・ベルナレスのペンによるもの。異なる表情を持った亜・伯両国の文化を見事に融合させる手腕はアクースティコな音楽のエンジニアリングに定評のあるアリエル・ガト。しっとりとした録音音質も素晴らしいです。リオ、サンパウロ、どこのボサ・ノヴァ範疇にも収まらない全く新しいルーツ・アクースティコ、窓から吹き込む大地の空気も香しいボサ・ノヴァ・デュオ・アルバム。


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伊藤亮介



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