ジャケットのイメージからコレだけ懸け離れたサウンドも無いんじゃないか?と思う位”斬新”なストレンジ・エレクトロ・ポップ、ブエノス・アイレス to ロンドン!!デザイナーが描いた脅威のサウンド・スケープ!!
デジタル・メディアやターンテーブルを使ったオブジェ、デザイン方面でのクリエーターとして、または"ザ・フォルマード”として拠点をロンドンにまで拡張し、活動するファウスティーノ・モネタ、同じくストレンジな感触のインディーポップを展開する
”エスペリメントロイサーガ”名義で活動するマティアス・ロイサーガ、それにフロントマンのフェリーぺ・マリーノの3人がアルゼンチンで結成した”バンダハモンクルード”。m-2からポール・マッカートニーのワンダフル・クリスマスを想起させるボヨボヨしたアナログ・シンセが登場、音楽的土壌の豊富なアルゼンチン出身な彼らならではのリズム解釈で意外性を保ちながら展開してゆく。リフレインするギターやラップのリリックをミニマムなフレーズに仕立て、摩訶不思議な旋律から怪し気なフィルター・ノイズまでをインスピレーションに従って綴っているのだが、極上のメロディー・センスが只のモンドなインディーポップでは済まされなくしている。アート精神とユーモアに彩られたマジカルな音盤に癖になること必至の一枚。サウンド的には神経が数本切れて精神錯乱したNW/ポスト・パンクといった風情か?グローバルなインディー・ポップ絶品!
