新たな文藝感覚・未来派MPBアーチスト、クレーベル・アルブケルキの新作が登場!
モスカのアルバムに歌詞を提供していたことも記憶に新しく、今作でも見開き部分に偉大な詩人フェルナンド・ペソアの深い意味を持った一節(すべての生活や虚しさを眠らせろ/もし僅かでも告白の中に道が見つかるなら/偽りの魂と共に)を引用しており、彼の表現がいかにリリカルなものに基づいているかが伺い知れる。サウンド面ではリオのジョルジ・マウチネル、サンパウロのイタマール・アスンサォン、アヒーゴ・バーナベー、果てはトン・ゼーまで引き合いに出されるように、実験的な性質を好む、狂気のモダンMPB。一曲目からビリンバウとディストーション・ギターの壁を築いたかと思えば、レゲエ、ダブ、アクースティックなサンバとその個性的な音姿は変幻自在。再結成ムタンチスのメンバーでもあるシモーニ・ソウル(ds)、女性MPBシンガー、セウマールらと結成したユニット?カント・ヂ・コジーニャも参加。
