オリジナル・オリンダ・スタイル!を標榜するブラジル北東部のバンド - エディーの4枚目新譜が登場。北東部のカルナヴァル・リズム- フレーヴォにルーツ・ロック・レゲエ - ダブとガレージ・ロックにエクスペリメンタル要素、トランペットも居てバルカン・ブラスを思わせる金管のアンサンブルも掛け合わせます。時にカリブ海音楽にも聞こえる楽園の祝祭リズム。ポスト・マンギ・ビートと呼ばれるシコ・サイエンス&ナサォン・ズンビ以降のムーヴメントの先端に居て、先のヨーロッパ・ツアーでも広く受け入れられたのがこのエディーですが、ナナ・ヴァスコンセロスの兄弟であるエラスト・ヴァスコンセロスとのセッションは今作も続いており、またサンパウロのサンバ・ソウル系S.S.W. - クルミンが2曲にマルシャ(マーチ)のビートを刻むドラムスで参加。豪華にチェロも4曲に参加しています。女性ヴォーカルをフィーチャーした部分でカリオカのサンバ/ボサノヴァ要素も差し入れたりしながら、ペルナンブーコのバンドにしか醸し出せない野太く粗野で、しかし強烈な印象を与える古く新しいビートでリスナー、オーディエンスを舞い踊らせ、突き動かして来た”地獄のカルナヴァル”、衝撃です。