こちらのタイトルは、残念ですがおそらく今後の再入荷が見込まれません。
ご参考までに内容の説明書きを残します。
'70年生まれ、リオ・デ・ジャネイロ市街から橋を渡った対岸 - ニテロイ、S.メンデスを始め、スエリー・メスキータら才能豊かなミュージシャンを多く輩出する場所に居を置くシンガー・ソングライターがこのフレッヂ・マルティンス。所々でフォーキー・ロックな路線が顔を出す作風、印象的に抑揚する澄んだメロディーを書かせたら天下一品ともっぱらの評判で、マリア・ヒタ(
2nd 収録の "sem aviso" ) 、ネイ・マトグロッソ(フレッヂ自身の08年DVD/CDでもセルフ・カヴァーしている "tempo afora" に "novamente")、ゼリア・ドゥンカン(" flores " " hospede do tempo" ) と有名歌手の作品へと引っぱりだこ、'06年のヴィザ賞作曲家部門も受賞した存在。そんな自身のキャリアには、先の('08年)ライヴDVD / CDで一つの転機を迎え、'09年、新たに作られたのが本アルバム - 「Guanabala」。
これぞボサ・ノヴァという心地よい揺らぎと、はにかんだようなタッチで感受性に富んだ自身のヴォーカルが優しいメロディを紡いだ逸品がずらっと並び、生ギターのバチーダと、マルシオ・バイーア(アミルトン・ヂ・オランダともプレイしている同郷人)のリム・ショットを刻んだ --- かつてミルトン・バナナが編み出したボサ・ノヴァ奏法----ドラムスを核に、サックス/フルート奏者のマルセロ・マルティンス (ジャヴァンやG.ジルともプレイしている同郷ジャズメン)のプロデュースでアルバム冒頭にはストリングスでゴージャスに、そして終盤にはバーデン・パウエルのスタイルを踏襲、オマージュを捧げたm-12、そしてシコ・シャガスのアコーディオンをフィーチャーしたm-13 と瑞々しくも鼓動高鳴るような美しい曲を収録。
青天のボサ・ノヴァ。