映画「シティ・オブ・ゴッド」で存在感を世界に示してからはや幾年、サンバ・ソウル/サンバ・ホッキの分野を代表するシンガーとなったセウ・ジョルジの新作は、焼き肉のための音楽その一。サンバ・ソウルの本質のひとつでもあるパーティー・ミュージック感が全面に行き届いた御機嫌な1枚。バンド - ファロファ・カリオカ時代の盟友にしてソロでも活動する
ガブリエル・モウラや
、セウ・ジョルジのバンドをはじめマルセロD2、クラリッシ・マガリャンイスなど様々な作品で演奏しているプレチーニョ・ダ・セヒーニャ、こちらも自身でSSWとして活躍するホージェが、カヴァキーニョやギターにサンバ打楽器を手に共作者として名を連ね、まるでブラジリアン・ブラック・ミュージックを探求するシンジケートのよう。ガブリエル・モウラ作の"japonesa"での「焼きそば、焼きそば、鉄火巻き」は話題騒然。