待ちきれない程ジリジリさせる小さいものたち。意味深なタイトルを持つこのコンピレーションは、今時のシーンに輝けるフレンチ・ポップの女性シンガー・ソングライターたちのナイス・トラックを収録。多様化、細分化して手の付けどころに悩みがちなフレンチ・ポップのガイドとしても最適。
高いクオリティのフォークトロニカ的アプローチで聴かせるポーリン・クローゼ、舌足らずな甘い声が柔らかく囁きかけるオリヴィア・ルイス、場末のバーで奏でられるパブ・ロックを現在の感性で別物に仕立て上げたようなミルティーユ、いにしえのシャンソンにモダンな表情を与えたジャンヌ・シェラール、コメディ・タッチの風貌と唄が非常にフランス的なジュリエット、カミーユ・ロカイユー&バンジャマン・バオレーが強力にサポートしストリングスまでをもふんだんに使ったダフネのミステリアスな物語のようなトラック、ガレージNWのエッセンスを根っこに持つフランソワーズ・ブリュー、一際フォーキーに広野を描き出すリリ・クロ...etc
バイオリンもギターもボディの形状は女性をモチーフにしていると云う。
そんな事実に改めて気付かせてくれる、ガーリィな魅力に溢れた一枚。
1. PAULINE CROZE / JEUNESSE AFFAMEE
2. OLIVIA RUIZ / PETITE FABLE
3. MYRTILLE / PETIT HOMME
4. JEANNE CHERAL / LE PETIT VOISON
5. JULIETTE / MAUDITTE CLOCHETTE
6. CRISTINE / FAFA EST RADINE
7. DAPHNE / L'INSOUMISE
8. D’ELPH / ENCORE
9. OSHEN / CHANSON FANTOME
10. MARJOLAINE / STRAVINSKI
11. FRANCOISE BREUT / LA CERTITURE
12. LES CHAMOTS / LA PEUR
13. MARINE BERCOT / SANS DESSOUS DESSUS
14. LILI CROS / LE DESERT
15. PANDORE / PLUME OU ENCLUME
16. SARAH OLIVIER / REVERIE LIQUIDE
17. Z E F / S’IL TE PLAIT
18. MAGNOLIA / TOUS LES CHEMINS MENENT A L’HOMME
19. ROSE ET NOIRE / A LA FOLIE
20. ZANIBONI / ME REVOILA
21. CAROLINE THOMAS / LES FILLES EXOTIQUES