欧州や南米各国をツアーで廻り、バークリーやソウザ・リマという音楽院で後進の指導にもあたるフルアコ・ギターのマエストロ - ルパ・サンチアゴと、イマジネイティヴなピアノ・ソロ作や
カルロス・カレカのヴァングアルダ・パウリスタ再解釈プロジェクト「ラデイラ・ダ・メモリア」でもそのプレイがフィーチャーされている
パウロ・ブラガ。サンパウロを拠点にするこのふたりが、ポルトガルに実在するブラガからギマランイスまでを結ぶ国道の名をとってN101と名付けた作品。フルアコの甘いトーンとコンテンポラリーなピアノのハーモニーで即興をも含む現代的なジャズを。このデュオ編成用に編曲し直した既存曲(サンチアゴ"Oracao""Lais" / ブラガ "Cabeca de Melao") に、ブラジル北東部出身のアーチストの名を冠した"Moacir Santos"に北米のジャズマンの名を冠した"Joe Henderson"、これらでも判るように至る所にMPBへのオマージュを挟みながら、彼らの本領である美しい現代ジャズの表現を貫くという内容です。