VA / Rioplatenses(溺れるための音楽、またはインディペンデントな音楽との遭遇)

型番 FK 013
販売価格 2,409円(税込)
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ラプラタ川に水が流れる限り、絶えることなく輪廻してゆくポピュラー・ミュージック。'01年から継続しているリオ・デ・ラプラタ音楽の祭典は6、7月の土曜ごとに数組ずつのインディペンデントなアーチスト達が出演、大勢のオーディエンスを前にショーが開催されている。ここで、出演アーチスト達の音源を一同に会したシーンを世界へと紹介するのに恰好の盤が出来上がった。アフロ・ミュージックがウルグアイに移り、完成したパーカッシウ゛なカルナヴァル音楽、カンドンベやムルガ。'60年代頃からロックやブルーズとの融合を試みてきた。この流れを汲むグループ:アフロカンドンベ人脈でベースのベト・セリーニやギターのペドロ・コンテのソロ音源の炸裂するパッションがロックする(m-1、3)。カンドンベのリズムを乾いたE.ギターのリフへと昇華してコーラスと共にブルージーに聴かせるカルロス・アンディーノ(m-7)。重厚プログレ・サイケでポスト・ロックなラ・プロサピアラ・スブルバーナ(m-6)。一方ブエノスアイレスのリンダ・ルイスとでも形容できそうなパオラ・ガンベラレのフォーキー・ソウル(m-8)。ソンからの影響をソフトロック風のコーラスで聴かせるトゥンバトゥ・クンバ(m-4)やポリフォニーを聴かせるラ・マーサ(m-5)。フレットレス・ベースでのアクースティック・グルーヴとなだらかなメロディが心地よいグアンビアとカチョ・テヘラのデュオ(m-10)、郷愁感にわななくインスト・ギター・デュオ、チェ・ボティーハ(m-11)。洗練された今現在のタンゴ・カンサォンをギター一本バックに唄う女性シンガー、ガティ・サパタ(m-9)、ミロンガのヒメナ・サンチェスーカロタンゴ(m-12)。そしてベストトラックはといえば、カンドンベのリズムにピアノ・リフのジャジーなテイスト、そこに載るウイスパー気味の女性ヴォーカル(口笛・スキャットあり)が鳥肌モノのダマシア・イ・ナヴェガンデス(m-15)。ジェケのホルヘ・モリーナによるシュールなイラストも秀逸。

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伊藤亮介



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