Adriana Capparelli e Leticia Coura / ao contrario

型番 MICROPAC 072
販売価格 2,305円(税込)
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アコースティックを基調とした室内楽の赴きに、女性ふたりの独創的なコンポーズとハーモニー。サンパウロのアーティスティックなアコースティック・デュオ。

演劇界の舞台女優としてキャリアを始め、その演劇要素も採りいれた歌い手としてダブリウからソロ・アルバムをリリースしているアドリアーナ・カッパレッリ、一方でノエル・ホーザやゼー・ケチの作ったオーセンティックなサンバをトリオの編成で再構築、フレッシュに聴かせるユニット -ヘビスタ・ド・サンバのリード・シンガーだったミナス生まれのレティシア・コウラ。このふたりのユニークなデュオの優れたコンポージングやベルリン、ミナス、サンパウロと行なわれて来たショーを基盤に、編曲やプロデュースをヴィオラ奏者でコンテンポラリー音楽を背景にしたMPBを得意とするファビオ・タギリアフェーヒが賄います。ふたりの関係を相反する個性からそう定義するのか、あるいは鏡のなかに映る姿のように相対するという意味なのか。
 「正反対の」という単数系のブルーに彩られたアルバムでは、弦楽四重奏とギターのアルペジオのなかを澄んだメロディがゆったりと進み、ベルリン地下鉄のフィールド・レコーディングがカット・イン、トゥッコ・マルコンデスの弾くドブロ・ギターがフォーキーな叙情を醸し出し、トーキング・ドラムの深い余韻が水の風景を思わせる"Debaixo D'agua" (=水の中で)、コントラバスとヴィブラフォンのシンプルなアンサンブルへ微睡むようにムーディーなハーモニーを付けてゆく"Bam Bam Bam" 、マルセロ・プレットのボディ・パーカッションが神秘的なモダン・フォークの佇まいを醸し出す"Matarazo"、ファビオ・タギリアフェーヒのウクレレのみをバックに親密に唄い上げる"Mulher de Pescador"まで、内面に潜む繊細な感受性をしなやかに体現した作品。じっくりと部屋で知的なエッセンスとアコースティックな余韻に浸るのならこちらブルー盤が最適です。


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伊藤亮介



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