旧東欧圏のロマ音楽の影響が色濃い映像的な音楽をプレイするインストゥルメンタル中心のグループ”ラティライユ”。日本には殆ど入荷していないと思われる97年の2nd、幻のストックが入荷しました!!
東欧からトルコへのロード・トリップ。真っ赤な乗り合いバスに乗り、都会から片田舎を抜ける。バラトン湖、ノヴァ・ザゴラ・・・共産主義的ユートピアは存在するのだろうか。トロンボーンとトランペットのもの悲しげな旋律でこの旅は幕を開ける。東欧と中欧、トラディションとモダンが交錯する中、数々の驚きと発見、摩訶不思議な浮遊感が私たちの感覚を麻痺させる。ロード・ムービーを観ているのではない。遥か遠い東欧を放浪しているのだ。喉の渇きを感じることはない。豊潤なユーフォニウムやクラリネットの音色が理想郷を追ってどこまでも続く道標になる。