Georgina Hassan / como respirar

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como respirar

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瑞々しさ。アルゼンチン - ブエノス・アイレスの脇を流れるラプラタ川流域の音楽に広く共通する形容詞。フォルクローレという言葉が想像の幅を狭めてしまわないよう、丁寧に紹介したいデリケートな音楽。

女性シンガー／ギタリスト／ソングライター - ヘオルヒナ・アッサンの2nd となる美しいアコースティック・ミュージックが一杯に詰まったアルバムが入荷して参りました。持って生まれた美声も然ることながら、時に子守唄を歌うような親密な優しさ、時に凛と背筋の伸びた姿勢、時に鳥のさえずりを思わせる高音域の爽やかさ、ナチュラルな生き方をそのまま歌にしたような歌い方がまた素敵です。愛と無関心、幼い頃の記憶、小さな出来事の積み重ね、身の回りの履歴を呼び起こすようなテーマを歌詞に載せたタイトル通り「呼吸として」の小曲集。この素晴らしいサウンドはカルロス・アギーレやセシリア・サバラと一緒に演ったり、自身のトリオやらマリア・エジャとのデュオ名義で活躍するピアニスト - ヂエゴ・ペネラスがディレクション。ジャズや現代音楽とも通じる音使いをするヂエゴのピアノにフェルナンド・マンタラスのコントラバス、ペルー式カホーンにドラム・キットを使い分ける打楽器のロドリゴ・キロス、このクアルテートを基本に、アコーディオン（ゲストにリト・ビターレ！）、チェロやヴァイオリン（ダニエル・カンティジャナ - インティ-イリマリ）、ムビラ、サックスにクラリネット（ゲストにマルセロ・モギレフスキー）、ゲスト・ヴォーカル（ラリー・バリオヌエボ）、ユパンキの曲ほか一曲ではトリキティシャ（バスクのアコーディオン　- ゲストにケパ・フンケラ！）、陽らかなモードからアルペジオが沁みる響きまで曲毎にさま変わりするのはラテン・アメリカやヨーロッパを旅して廻って出会ったルーツ・リズムを曲に採りいれていこうという意思の現れ。ですが、このアルバムの驚くべきところは、それらを打楽器で推す、ということを一切せずに歌の良さを活かすべく最低限のパーカッションで担っている点。まろやかな洗練を魅せる完璧な世界がここに出来上がっています！