サンパウロ・インディペンデントの尖った感性、オルタネイティヴィティ、サイケデリア。土臭さを残すサンパウロ郊外の音楽風景をベースにサンプラーやムーグを用いフリーキーに飛んだパフォーマンスを見せるバンド ”ドナ・ジカ”の女性ヴォーカリスト/perc.、アンドレイア・ヂアスのソロ作が登場。ファズ、トレモロの効いたギターを戦慄かせてポスト・ロック/エクスペリメンタル・シーンのNo.1ギタリスト - フェルナンド・カタタウ(シダダォン・インスチガード)が全編に参加。陰影に沈む中をキュートな魅力の唄声が旋律を辿り、ダイレクトに感情を綴る。フォーキー・サイケデリアからミュート・トランペットの嘶き、揺れるハモンドの音色、変則のリズム、ガレージ・チューンでの炸裂っぷりと、都会を生きる女性の手記がブラジルの手法と、上昇する体温を籠めたエクスペリメンタル・サウンドで昇華した未知の領域。Publico以前までの”挑戦する”アドリアーナ・カルカニョットが00年代の衣を纏ったようでもあります。