Paulo Tine / Novos Quartetos & Cancoes

型番 CM0060
販売価格 2,515円(税込)
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アルバム冒頭より、バイーアォンやマラカトゥといった北東部リズムを根底に感じながら美しく哀愁に満ちた澄んだアンサンブルを聴かせるインストルメンタル・クァルテート。リーダーはサンパウロ大学(USP) の音楽科出身で博士号をも持つパウロ・チネー(g)。いままでにビッグバンドのアレンジャーとして活動したり、ファビオ・トーヘスの参加したカルテット作を発表したりしています。今作ではacc、contrabass, drsという編成にて、澄んだアコーディオンのブラジル流奏法に、ジャズ・インプロヴィゼーション的展開を期待せざるを得ないコントラバスの駆け上がるパッセージ、これらが際立って聴こえてくる中、コンポーザーとして、アンサンブルの指揮者として欠かせない印象的なパートをチネーがギターで奏でています。ブラームスのクラシック曲の現代的なカヴァーにピアソラに影響を受けたと言うタンゴ・インストゥルメンタル"pedra do bau" " Quadrado Magico" "Terra do Fogo" はピアソラ以降のモダンなテクスチャーを纏った映像的な佳曲揃い。可変拍子のショーロ"Choro Torto"に川辺の音楽に通じる広がりを持った"Alvorecendo"。そしてゲストにタチアナ・パーハ (vo) とアレシャンドリ・ザミツ(p, フランク・ヘルスベルグ・トリオほか)が参加しての"soneto" (=定型14行詩)、現代音楽的ハーモニーをまとった"Versos intimos"、ポルトガルの詩人フェルナンド・ペソアの詩篇に曲をつけた"Ilhas Afortunads" の唄もの3曲(このCancoes パートのみ録音は2003年)はどれも静かな表情を携えています。


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伊藤亮介



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