2023/6/23 売り切れました。
ピアノソロ、ロングセラー。
'75年ブエノスアイレス生まれのコンポーザー/マルチ・インストゥルメンタリスタ、ウリセス・コンティ。管弦楽とピアノのオーケストレーションで独自の世界観を醸し出してじわじわと評価を高める"
Illuminaciones "に"
Paseantes" 、エクスペリメンタルな"
Pacifico"、そして舞台女優でもあるローラ・アリアスと連名でリリースしたガレージ色の濃い
”El Amor Es Un Francotirador" と4枚のアルバム、多くの映画サントラ、ダンス/舞台音楽、共演などで積み上げたキャリアはアルゼンチン国内外でも話題に。そんなウリセスの最新作 - 5枚目はついに"ソロ・ピアノ"作品でのリリース !
「一冊の本のようなアルバムをつくれないだろうか」
「ソロ・ピアノの作品を出すということは、例えるならメイクアップもなしに誰かが撮った裸の写真をインターネットで公開するということなんだ」
いつかはソロ・ピアノ作品を、と'03年の「Illuminaciones」以来暖めて来たアイディアを結実させたのが本作。静かなムードの中で紡がれる楽曲は、"
ブダペスト"、”ルクセンブルグのバラ”、”サリンジャー”、”ウエスト・ハリウッド”...すべて無国籍観をも伴って夢見心地な甘いトーンに染まっています。ウリセスが好きだという'50年代文化が持っていたピュアネス。ジャスミン・ベラハが描いたジャケット・アートは服を着た動物の佇む不思議な世界、まさにサリンジャーやジョン・チーヴァーの書いた物語の登場人物たちが持っていた純粋無垢でちっぽけなロマンスが全編を駆け巡ります。ここにアルゼンチン/ブエノス・アイレスで屈指のコンポーザーが、願望の全てを賭けた素晴らしい仕事が収められています。現代音楽とも、コンテンポラリー・フォルクローレとも、ジャズ・ピアノともつかない、シネマティックでファンタスティックなピアノ・インストゥルメンタル大傑作!
アルゼンチンでは自身がオーナーとなっている出版元から、LPや譜面集もリリースされるそう。オーストリアやドイツへのツアーも始まっていて、今後は世界での評価も益々上ってゆく事と思います。