Eleonora Eubel / Esthesia

型番 esthesia
販売価格 2,200円(税込)
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モダン・ジャズの女性ヴォーカル、その王道ともいうべき風格と雰囲気を感じさせる歌い方をして、歌詞も殆ど英語で。しかし、例えばm-6 "Kultrun" はアラウカニア・パタゴニアの先住民 - マプチェ族の使う小さな楽器の事で、19世紀のチリ政府によるアラウカニア制圧の痛みを想起させる内容を擬人法で歌ったもの。エレオノラ・エウベルと g、contrabass、drs. にゲストのtpという最小限の編成で、基本的にはモダン・ジャズ・マナーなのですが、ギターのフレーズや感じているリズムなど、至る所にアルゼンチンのフォルクロリックなルーツ・リズムが見え隠れします。アヴァンでエクスペリメンタルな手法にリズム解体されたフォルクローレ・ジャズといった風情のm-10 や、ブエノス・アイレスで生活する者の視点から風刺した曲、スティーヴィー・ワンダーの”The Secret Life of Plants"、'32年にアン・ロネルがガーシュインに捧げたスタンダード "Willow weep for me" も。ジャズ・スタンダード meets フォルクロリック・アイデンティティといった感触の傑作('02年録音)です。
このエレオノラ・エウベルはスピネッタの鍵盤奏者と共に活動していたこともあるそうで、70年代の終わりからの長いキャリアを数えます。英語で歌うのは”ジャズの言語”として通用するこの言葉で新たなストーリーを語るという試みを楽しんでもらいたいから、とあります。

Elenonora Eubel / Esthesia オフィシャルサイト

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伊藤亮介



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