2024/11/1 売り切れました。
*60年代、ブラジルのサンバ・ジャズ・ムーヴメント最高峰に位置する名盤のアナログ・リイシュー・ブラジル盤
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前身のサンバランソ・トリオからセーザル・カマルゴ・マリアーノ(p)にエルメート・パスコアルがリプレイスされる形で結成されたのがこのサンブラサ・トリオ。エルメート・パスコアル(p)、ウンベルト・クレイベリ(b)、アイアート・モレイラ(drs)、当時もその後も世界的レジェンド級のトップ・プレイヤー達から成るサンバ・ジャズ・トリオが1965年に残した唯一のアルバム。ボサ・ノヴァの時代に派生したサンバ・ジャズが、横揺れ(バランソ)のグルーヴに加えて、インプロ/フリー・ジャズの圧倒的な破壊力を兼ね備えた伝説の一枚でもあります。フローラ・プリムで知られる"Nem o mar sabia"(R.メネスカル-R.ボスコリ)やガロートの"Duas contas"、そしてサンパウロのノーヴォス・コンポジトーレス/現代ジャズを追って来た身からすると、B-1からB-2の流れ、エリス・レジーナも採り上げた"Arrastão"(エドゥ・ロボ)〜"Coalhada"(エルメート・パスコアル)の自在に加速してゆくエキサイティングな演奏が、2010年代に登場したカイシャ・クボ・トリオの目指す処、多大な影響を与えたということに気付かされます。(彼らの「Misturada」には良曲とも収録。)また、A-2からA-3、"Aleluia"(エドゥ・ロボ)と"Samba Novo"(ドゥルヴァル・フェヘイラ)の両曲をタンバ・トリオより先にレコード収録しています。B-3"João Sem Braço"ではマルチ・プレイヤーのエルメートによるフルート持ち替えも。2006年にシャルリス・ガヴィンによるソン・リヴリの復刻シリーズでCD化され話題となりました。このロシナンテ/トレス・セロスからリイシューされたブラジル盤では、ジャケット、盤ともに重量版の豪華仕様で、レコード・コレクター垂涎のディスクガイド「Lindo Sonho Delirante」を書いたベント・アラウージョによるライナーノーツの記載されたオリジナル・デザインのスリップ・ケース付き。
Lado A
A1. Sambrasa (Airto Moreira)
A2. Aleluia (Edu Lobo, Ruy Guerra)
A3. Samba novo (Durval Ferreira)
A4. Clerenice (José Neto Costa)
A5. Duas contas (Garoto)
A6. Nem o mar sabia (Roberto Menescal, Ronaldo Boscoli)
Lado B
B1. Arrastão (Edu Lobo, Vinícius de Moraes)
B2. Coalhada (Hermeto Pascoal)
B3. João sem braço (Humberto Clayber)
B4. Lamento nortista (Humberto Clayber)
B5. A jardineira (Benedito Lacerda, Humberto Porto)