バンド-
ロス・エルマーノスでホドリゴ・アマランチと並び多くの名曲を描いて来たマルセロ・カメロ。マリア・ヒタがその曲を採り上げたり、叔父に当たる元タンバ・トリオのベベートにサンバを提供していたりと話題に事欠かない若き才能がバンドの活動休止を受けてソロ・アルバムをリリース。ナチュラルに響き渡るE.ギターのゆったりとした独特の間、各方面に顔を覗かせるM.タカラを擁するサンパウロのポストロック/エクスペリメンタル・バンド=
ウルト・モルドがバンド丸ごと数曲に参加、大らかさが信条の「アフロ・リズム+オルタネイティヴ+サーフ・ロック」の展開にも人懐っこくて甘い声の歌が胸キュンな旋律を紡ぐ。話題の16歳、フォーク系女性S.S.W.マリュ・マガリャエンスがコーラスで、ドメニコ・ランセロッチがドラムス/パーカッションで、ドミンギーニョスがアコーディオンで参加。アンプラグドな音場でシンプルに、より身近な距離から発せられる、新世代による新しいブラジル産ポピュラー・ミュージック。