名プロデューサーと名アレンジャーがタッグを組んで制作したパラナー州の女性シンガー、ジャナイナ・フェリーニのアルバム。北東部からヴァングアルダ・パウリスタまで、イタマール・アスンサォン("Sutil")やジルベルト・ジル("O Seu Amor")からルーカス・サンタナ("E Sempre Bom Se Lembrar")、セーザル・ラセルダ("Sol das Lavadeiras")やゼー・マノエウ("Sol das Lavadeiras")などの若い世代までのレパートリーを高度なプロダクションと共にお送りしています。
10年程も前でしょうか、フェルナンダ・タカイらパト・フのメンバーが参加してエレクトロニクスも駆使されたソロ・アルバム「excelentes lugares bonitos」を発表、その後女性シンガー-セウのプロデュースで世界的にその名を知らしめたサンパウロのプロデューサーがベト・ヴィラーリス。そして昨今のMPBアルバムの管弦アレンジなどで頻繁にその名を目にするバイーアのマエストロがアレンジャーとして立つという、夢のようなプロジェクト。イタウ・クルチュラルの文化事業プログラムに応募してきた千五百万の中から見事栄誉を射止めたのはパラナー州出身の女性シンガーで、以前に一枚アルバムを制作したことのあるこのジャナイナ・フェリーニ。ドゥ・ゴミヂのegやアロンソ・フィギュエロアのepなどと郊外の一軒家で録音されたポップに洗練されたサウンドで、ブラジルの全土に渡る新旧の佳曲をフレッシュに演じています。