ゲンズブールの「ジュテーム・モワ・ノン・プリュ」などブラジル・ウエイのみに拘らない広い視野でチョイスされたサンプリング・ループと生ドラムやエレクトリックなエレメンツで00年代流モダン・ポップをくり拡げた前作「オンダ・イブリダ・ヘソナンチ」が成功を収め、バルセロナなどへ欧州ツアーにも出掛けたセレブロ・エレトロニコ。現代のトロピカリスタ、2000年代のヴァングアルダ・パウリスタと呼ぶに相応しい常軌を逸したアイディアの数々。TP4やPATO FUなどでも活躍するドゥドゥ・ツダによるNW感覚、ステレオ・ラブなどポスト・ロック/エクスペリメンタルを通過したスペイシーな音使い、跳び回るアナログ・シンセの単音が清涼感を醸し出し、タタ・アエロプラーノのサイケデリック/トロピカルな風情のヴォーカル・パフォーマンスに、ポスト・パンク、エモーショナルなダイナミズムをもたらすフェルナンド・マラーニョの痙攣するトレモロ・ギターにグスタヴォ・ソウザの生ドラムとイシドロ・コブラのベースがガレージ・ポップの装いを加え...
これは世界的に見回しても相当面白い存在だと云えます!アンドレ・アブジャムラ、モイゼス・サンタナとの共作やジュピタール・マサの未発表曲も。サンパウロ・インディーポップ/ロックを代表するだろう2ndアルバム。アルフレド・ベロprod.
またオス・アストロナウタス、セルジオ・サンパイオと同胞のアーチスト名を曲名に持ってくる辺りもユニークです。
http://www.myspace.com/cerebroeletronico