2007年に大学 (UCA) の音楽専攻作曲科を卒業、ここでクラスメイトたちと女性だけのコーラス・ハーモニーを聴かせるフォルクローレ・グループで活動したりと、幾つかのグループで自作の曲を提供しながら音楽活動を続けてきたドローレス・マッソーニ。クラシック音楽の素養から、アフリカ音楽からの影響、そして間接的に滲み出るフォルクローレのタイム感。女性らしい滑らかな運指で紡ぎ出されるピアノの旋律と、まるでひとつの楽器のように聴こえる少しくぐもった特徴的な唄声が一体となって詩的な音楽風景へと惹き込まれます。シンガー・ソングライター・ムーヴメントの普遍性、そして現代の百花繚乱する親密なアコースティック音楽と共振するモダンなヴォイシング、自身のピアノ弾き唄いに、S.S.W.として活躍するラウタロ・フェルドマンがギターや時にはデュオで参加、曲調にあわせコントラバスやパーカッションの参加を仰いでいます。全曲がオリジナル・コンポーズで、最終曲m-11 "Haiku" のみ月を愛でる我が国の詩を元に西語ヴァージョンとしたものに曲を付けています。
Dolo Mazzoni _ Vivo from Alfredo García Reinoso on Vimeo.