ブラジル、アブストラクトでシアトリカルな女性S.S.W.による斬新なアカペラ作品
ブラジルから初入荷となる前衛女性S.S.W.の作品をご紹介します。工場製CD-Rですが、2ヴァージョンありましてデラックス版はフェイク白蛇柄ラテックスのベルトと直筆サイン、シリアル・ナンバーがつきます。これに弊店にて半円CD用PP袋を付けさせていただきましたものを先着順に出荷、このデラックス・エディションが終了次第に通常盤へと切り替えて出荷させていただきます。ご了承ください。
女性S.S.W.リジアナ・コスタは装丁にもこだわりを持ったサンパウロを拠点に活動するインディペンデント・アーチストで前作の凝ったパッケージも記憶に残っています。ブラジリア大学で叙情詩の歌唱を学び、バロック・オペラの博士号まで取得している才女は今回、規定のブラジル音楽のフォーマットを捨てて、ビョークやカミーユをリファレンスに肉声のハーモニーとビートだけで自らの表現を確立できないか挑みました。今までにソロ2作、そしてエレクトロニカ・デュオNUでも活動してきたリジアナの作る音楽は他のアカペラ・コーラスと一線を画し、前衛アートを思わせるアブストラクトな表情を浮かべています。リジアナが自身や共演陣、ナタリア・マロ(ex.tp4)らと制作した楽曲は、本アルバムのテーマ"Errante Voz Ativa"(彷徨うアクティヴな音声)に即した詩作が行われ、中には英訳されたウラジミール・マヤコフスキーの詩に楽曲を付けた"Maya"も。これらを演劇やコンテンポラリー・ダンスのスコアを書くダン・マイアが編曲しています。"Lilith e Eva"でフィーチャーされるリヴィア・ネストロフスキーをはじめ、ブルーナ・ルッチェジ、マリナ・デコール、ペドロ・イアコ、サン・ヤントにプロデューサーのダン、そしてリジアナの7人の声のみでアンサンブルを構築。エレクトロニカ世代ならではの擬音にドラマティックな転調、全く新しいブラジリアン・アートとの出会い。