2019/5/30 前回の初回入荷で評判となったサンパウロのジャズ・バンド、店主プッシュの姿勢にて再入荷!
その名もアーバンなバンドによるサバービアの物語。ビッグバンド編成のラージ・アンサンブルでブラジル音楽の成分、サンバ・ジャズやバイーアォンを抽出、そこにインプロヴィゼーションをはじめとするコンテンポラリー・ジャズやクラシカル音楽の成分を融合、12年に渡って独自の美学を貫くプロジェクトの3作目。ナイロール・プロヴェッタ(cl)、トニーニョ・フェハグッチ(acc)、ふたりのマエストロがゲスト参加。
颯爽とした菅のアンサンブルとめくるめく展開。洗練を極めるコンテンポラリーなサンパウロのジャズ・シーン"らしさ"が詰め込まれた優れた作品がまた登場。リーダー格のトランペット奏者ジョアン・レニャリやサックス奏者ハファエル・フェヘイラ、女性シンガー - ブルーベルのバックで来日の経験もあるルイ・バロッシ(b)ら三人のメンバーのオリジナル・コンポーズを中心に、"Vôo Livre"のように静寂の中でソロを回す場面があったり、舞台劇のセット・チェンジのごとく章仕立てで展開を変えて行きます。サックスをはじめマルチ木管奏者のサムエル・ポンペオや、トロンボーン・ソロの頻度も高いジョルジーニョ・ネトなど、自身の名義のリリースもあるシーンの顔もちらほら。マルシャのリズムがブラス・アンサンブルで推進力を増す"Do Mar"にはトニーニョ・フェハグッチ(acc)の流麗なプレイをフィーチャー、サントラのようにシアトリカルな"Dear Dad"には、つい先日ギンガ/モニカ・サウマーゾと共に来日したナイロール・プロヴェッタがゲスト参加。