2020/12/30売り切れました。
87年ブラジル北東部レシーフェの生まれで、米国で暮らした経験も持ち、現在はデンマークを拠点にするシンガー・ソングライターがハファエル・ジメネス。故郷のブラジル音楽からクラシック、英語圏のS.S.W.ものなど興味の触手を広げてきた若者が紡ぎ出す音楽は、故郷の風光明媚な山々やそこに吹く風を思わせる、自然と調和した優しげなカンサォン。全編に施されたダブル・トラック・ヴォーカルや幾重にも渡る弦楽や木管、打楽器の緻密なアレンジ、そして所々不思議なハーモニーはミルトン・ナシメントをはじめとするミナス勢の音楽に通じるものがあります。
この作品に出会ったとき、bar buenos airesをはじめた時の気持ちを思い出した。音楽でこれほど情景を含んだ世界観を描けるとは、彼は稀有の才能の持ち主だ。
― 吉本 宏(bar buenos aires)
カルロス・アギーレの音楽が、雄大な河の流れに人生のさまざまな情感を映し出すように、ハファエル・ジメネスの音楽は、霧に包まれた遥かな山々の稜線が重なり合うような幽玄なる風景の中に物語を描く。そして描かれる音の情景は、私たちの心深くの記憶と結びつき、鮮やかなイメージを立ちのぼらせる。