2021/8/3再入荷しました。
この10年間はオルケストラ・ジャズ・シンフォニカの指揮・編曲者としての仕事を担い、78年以来室内楽ジャズのスーパー・クインテート、 パウ・ブラジルをも率いるマエストロのネルソン・アイレス(p)。一方で自身の率いるトリオでの活動や、アントニオ・ロウレイロとのデュオなど新しい世代ならではの感覚で、ブラジル音楽に於けるヴァイオリン奏法を改革してきたヒカルド・ヘルス。世代を超えた音楽家同士で、且つ楽器の代名詞的存在ともなっている両名がタッグを組み、書き下ろしに既存曲の新解釈を加え力作を発表。この季節の澄み渡った空に相応しく、イマジネイティヴな音像が鮮やかに広がる"Céu de Outono"、海の匂いのする佳曲を多く発表したドリヴァル・カイミ作の"Maracangalha"、輪舞する音色がロマンティックな"Inocente"、儚げにメランコリアを描画する"Salsinha com Limão"。内に湧き上がるブラジルの体感リズムを基に雄弁に語りかける稀代のインストゥルメンタル作品。サンパウロ州文化基金の助成を受けて制作されました。