ミナスのS.S.W.で先日入荷のち好評を博すウーゴ・ブランキーニョのお兄さん、エイトール・ブランキーニョのグッド・コンポーザーとしての魅力が詰まった弾き語りライヴ盤、ミルトン・ナシメントがゲスト参加。
サンバやボサ・ノヴァのギター奏法とクルビ・ダ・エスキーナス直系のメランコリーなメロディを弾き語りで。2004年、21歳という早熟さで自身のペンによる楽曲を含むアルバムをリリース、本作はその後、2007年に出身地であるミナス・ジェライス州トレス・ポンタスのホテル・ファゼンダ・ペドラ・ネグラのムゼウ・ド・カフェで行なわれた弾き語りライヴを収録したアルバム。16曲のオリジナル・コンポーズに、朗読を1曲、同郷の大御所ミルトン・ナシメントとのデュエットが2曲、時には流麗なアコーディオンが参加したり、最後はDJマルセリーニョ・ダ・ルアのリミックスも収められています。軽快なサンバをギター一本で紡ぎ、曖昧さを感じさせない伸びやかな唄声は日常生活における愛や友情の風景を明瞭なトーンで描き出しています。このシンプルさが癖になりそうな一枚。