Sylvia Patricia / No Radio da Minha Cabeca

型番 LUA 131
販売価格 2,619円(税込)
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5枚目となるニュー・ アルバムではボサノヴァ、サンバ、時にはサルサにこだわり、ハミロ・ムソットらと共に洗練されたリズム・ワーク、自らの最大の個性でもある”憂いを帯びた唄声”を最大限に引き出す緩やかな旋律、上質な羽毛のように柔らかい新世代派サウンド・スケープが醸し出す爽快なソウルネスを感じさせるシルヴィア・パトリシア。本年度リリースのブラジル・ポピュラー・アルバムでは数本の指に入るのでは?と思わせる高いクオリティーを誇る1枚。ジュサーラ・シルヴェイラも友情参加。

90年代を通してB-Rock(ブラジルのロック)よりのMPBシンガー・ソングライターとしての活躍が知られるバイーア・サルヴァドール出身のシルヴィア・パトリシア。バイーアの大学、サンパウロの音楽学校を卒業後にリリースされた1stアルバム('90)の曲がミュージカルの音楽に採用され、TIM賞(当時はプレミオ・シャープ)を受賞。2ndアルバムではカエターノ・ヴェローゾ、ネルソン・モッタ、オルランド・モラエスが参加。3rdアルバムでは英国盤、クラウンから日本盤もリリースされた。そして4枚目をテーマにした大きな公演を打つなど錚々たるキャリアを築いて来た。
 重要な転換期となるこのアルバムで打ち出される新機軸とは...バイーア出身のアーチスト達とコラボレーションのアイディアを暖め、サルバドール、リオ、サンパウロと往き来して録音。まさに「私の頭の中に鳴るラジオ」のタイトル通り、未発表の曲ばかりを収め、全精力を注ぎ込んだことが見て取れる快作となっている。アルセウ・ヴァレンサとの仕事で知られるパウロ・ハファエルがサンバ、ボサノヴァ、サルサ(m-10)などのシンコペイト(前の拍を喰うこと)したリズムを持ち込み成功を魅せた各曲、上質なセンスのエレクトリック音響技術とヴィオラォンの響きがアーバンなムードを掻き立てるボサノヴァm-1、レニーニとのシテ・ライヴでも知られるハミロ・ムソットが数多くのパーカッションを駆使したサンバ曲m-2、ジャズ・ギタリスト?セセロ・フロニーとエレクトリック要素を絡めたブルーズ・ノヴァな世界を魅せるm-5、ドラムンベースとバイーアォンが合体したようなアレンジが施されたm-11にはジュサーラ・シルヴェイラとジジ・マギノが参加とヴァラエティに富んだ曲達はどれもがひとつひとつ雰囲気を持ち、まるでロマンチックな物語を語るサルヴァドールの夕べを想わざる秀逸なもの。録音の良さがまた曲の素晴らしさを魅きたてる。コード譜付き歌詞、ボーナス・トラックとして前アルバム収録曲のリミックス、CD-EXTRAでヴィデオ・クリップと歌詞を収録。マリーザ・モンチ最新盤の好敵手!


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伊藤亮介



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