2017/4/17 売り切れました。
アルゼンチンのパラナー出身のフルート奏者/コンポーザー、ルイス・バルビエロが川沿い音楽をはじめとするアルゼンチン、コンテンポラリー・フォルクローレのリズム各種を基盤にインストゥルメンタル室内楽として編んだ壮大で美しい作品集。
おそらくはWaterとスペイン語圏の人名Walterを掛けているのではと思わずにはいられないほどに瑞々しい組曲 "バルテルの旅”で、サ(za)ンバやカンドンベからチャシャの譜割りが生み出す流れるようなハーモニーを、ラミロ・ガジョ(vln)、ニコラス・ロッシ(cello)、セリナ・フェデリク (p) のトリオで繰り広げた後、マテレレ・クアルテートを率いるマリンバ奏者のマウリシオ・ベルナルが参加しての"Litoral"、ビクトル・マルビシノ(ss)とガブリエラ・ペリアーノ(cello)のミニマムなデュオでの"Gavic" 、そしてコンポーザーのルイス・バルビエロ自身もフルートで参加、弦楽オーケストラを従えてユパンキの愛したビダーラのリズムを体現する"Una Vidala"の壮厳な風景までコンセプトと内容共にとても充実したシャグラダ・メドラからの一枚です。
レーベルShagrada Medra のページで試聴できます→