2024/10/8 売り切れました
ギター奏者アレグリ・コヘーアとのデュオ作が2015年に入って再発されて(というよりほぼ日本初入荷でした)、背筋のピンと張ったしなやかな歌声に魅了されるサンタ・カタリーナ出身の女性サンバ・シンガー/シンガー・ソングライターのアナ・パウラ・ダ・シルヴァ。2011年発表の小編成サンバに拘ったリオ制作によるアルバムの Edicao Special と銘打たれた商品が入荷していますが、この出来映えが素晴らしいのです。
90年代半ばには著名なグループ - バタコトに参画、その後もルイス・カルロス・ダ・ヴィラとの共演盤や、女性サンバ・シンガー - ドリーナとの作品などリオを舞台にシーンに足跡をしっかり残してきたギター奏者のクラウヂオ・ジョルジがプロデュースとアレンジを担当、マリア・ヒタのバックで来日したことも記憶に鮮明なカヴァキーニョ奏者のマウロ・ヂニスらが周りを固め、この両名による楽曲"Nuances do Amor"に、ハーモニカ奏者ガブリエル・グロッシが参加したカンデイアのサンバ・クラシコ"Me Alucina"、ノーヴォス・コンポジトーレス周辺の洗練されたMPBの先駆けとして知られるジアナ・ヴィスカルヂとミッヒ・フジチュカ作"Calma"、アナ・パウラの自作曲を弾き語りと多重録音、ホベルチーニョ・ダ・シルヴァのパーカッションでオーセンティックに綴ったタイトル曲"Pe de Crioula" など、しなやかに揺れるエレガントな小編成サンバを満載した名盤。
↓ TV出演時のスタジオ・ライヴ。アルバム本編とは演奏メンバーが異なります。